全国1000万人のOS自作マニアのみなさん、こんにちは。
世の中にはLinux, Windows, macOS, ラズパイ、 FreeBSD, iOS, android, PS4のOS, switchのOS、組み込み機器のOS等、様々な種類のOSで溢れかえっています。
腕に覚えのあるエンジニアなら、一度はこれらのOSの根幹部分はどうなって、どのような仕組みでロード、ブートプロセスが動いて起動しているか気になったことがあるはずです。
そんな方々にとってバイブルと呼ばれる書籍があります。
30日でできる! OS自作入門
この本、2006年2月に初版が出て、当時、早速買ったんですが、パラパラめくってすごい本だと思いながら読むも、時間がなく、実践することもなく、パラパラ読んで売りに出してしまいました。
それから時が流れ14年後の2020年、急にふとOS自作意欲が再燃し、手軽な本をいくつか探したところ、結局この本しかないのでは!という結論になり、再び新品を買いました。
届いた本は、2019年7月発行の第23刷の本でした。中身(付録CDROMあり)こそほとんど変わってないけども、14年以上もちょこちょこ売れ続けているみたいです!
本書はwindows上で作業する前提で書かれていますが、なんとか macOS(Apple Silicon Monterey)上でもできないか、試行錯誤しながら紹介していきたいと思います。
まず第1日目です。
本書では、フロッピーディスクにデータを書き込んで、それでテストOSをブートする流れになっていますが、現代でフロッピーを探すのは至難の技であるため、qemu を用いることにします。
qemu のインストール
% brew install qemu
バージョン確認
% qemu-system-x86_64 -version QEMU emulator version 6.1.0
書籍ではバイナリエディタを用いてデータを書いてましたが、大変なので、ファイルを置いておきます。
ファイルは以下からダウンロードできます
helloos.img
ダウンロードしたファイルを以下のようにフロッピーのイメージとして読みます
% qemu-system-x86_64 -fda helloos.img
起動に成功すると、以下のような hello world という表示がでます。
その他のOS自作本
ゼロからのOS自作入門 – 2021/3/22
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